演劇 – THE THEATER –

舞台衣装について

松竹衣裳は歌舞伎以外にも多くの演劇作品に携わっています。
その衣装は、時代背景はもちろん、演じられる役柄の職業や地位、年齢や性格、人柄などを表すのに重要な役割を担っています。
私たちは、弊社をご用命いただく制作興行の方々・演出家・衣装デザイナーなど、その作品にかかわるすべての関係者の方からの厚い信頼を支えに、そして見に来ていただくお客さまからの期待に応えるべく、積み重ねてきた経験と知識をもって、衣装という側面から作品のお手伝いをさせていただいております。洋装、和装、日本、海外、時代物、現代物、未来物、架空ものなど、あらゆるにジャンルに対応できるのが弊社の“強み”です。
規模の大小にかかわらず、衣装1点からでもレンタル可能です。
様々なご質問、ご相談を承ります。ご連絡お待ちしております。

演目名「マクベス」役名「マクベス」 ▲『マクベス』
     マクベス
演目名「マクベス」役名「マクベス夫人」 ▲『マクベス』
     マクベス夫人
演目名「リチャードⅢ世」役名「リチャードⅢ世」 ▲『リチャードⅢ世』
     リチャードⅢ世
演目名「リチャードⅢ世」役名「エリザベス」 ▲『リチャードⅢ世』
     エリザベス

舞台衣装に関するお問い合わせやご相談は、下記までお願いいたします。
Tel :松竹衣裳(株)東京 第二演劇課 03-3523-1162
Mail:sc_2engeki@shochiku-costume.co.jp

演劇のジャンルと過去の公演情報

弊社が、これまでに衣装という側面から携わってまいりました、演劇作品のジャンルと過去の演劇関連の公演情報(一部)をご紹介します。

【シェイクスピア】

作品名:「ハムレット」、「ロミオとジュリエット」など
シェイクスピア作品は16世紀~18世紀頃のエリザベス王朝時代の王妃、王子の話が多く、その時代に合わせた本格的で重量のある舞台衣装が多い為、体にしっかり合わせ支える工夫を施しています。最近では作品の時代背景を現代に設定し、演じられることもあります。



【ミュージカル】

作品名:「ハウトウサクシード」、「リトルショップオブホラーズ」など
ミュージカルは基本、歌とダンスで構成されています。その為、舞台上でのあらゆる動きに対応できるよう素材をストレッチにするなど、衣装作りに工夫を施しています。揃いの衣装を着用する際は、全体のバランスが崩れることがないように調整しています。



【オペラ】

作品名:「エトワール」、「ビバ!ラ・マンマ」など
1975年創設の東京オペラプロデュース様の公演に、松竹衣裳は1983年頃から参加させていただいております。日本初演の作品がほとんどであり、各作品の時代背景に基づきアレンジされた衣装が多いのが特徴です。



【2.5次元】

作品名:「ガラスの仮面」、「BLOODY SHADOWS」など
2.5次元作品は原作に基づく公演となっており、ファンの方々の思いを大切に、そのイメージを崩さずオリジナリティーを舞台衣装に加えるよう考えられています。



【劇団☆新感線】

作品名:「髑髏城の七人」、「偽義経冥界歌」
デザイン画を基に作られた和洋折衷でインパクトの強い衣装が多くあります。激しい立ち回りのシーンにも対応できるよう洋の素材も取り入れ、和のテイストも生かした独特な世界観の作品です。



【劇団新派】

作品名:「明治一代女」、「日本橋」など
歌舞伎とは異なる新たな現代劇として発達し、旧派の歌舞伎に対して「新派」と称されました。川口松太郎や泉鏡花の作品を原作としたものが多く、庶民の哀歓・情緒を情感豊かに描き出します。



【松竹新喜劇】

作品名:「駕や捕物帳」、「一姫二太郎三かぼちゃ」など
喜劇の祖・曾我廼家五郎が1948年他界し、松竹の名の下に、渋谷天外(二代目)曾我廼家十吾、浪花千栄子、曾我廼家大磯、曾我廼家明蝶、曾我廼家五郎八、藤山寛美等が集まり、1948年12月中座で旗揚げし、現在は渋谷天外(三代目)、高田次郎、藤山扇治郎が中心となって、笑いと涙、大阪のぬくもりを大切に、現代劇から時代劇に至るまでの人情喜劇を上演する劇団。
(松竹新喜劇公式サイトより引用)



このほか劇団民藝、前進座、演劇集団円、文化座、文学座、青年座、こまつ座などの作品にも携わっております。

【劇場関連】

詳しくは、劇場の公式サイトをご覧ください。

新橋演舞場大阪松竹座御園座新歌舞伎座博多座明治座

演劇作品の初日に向けて

公演の依頼を受けてから舞台の初日を迎えるまで、大勢のスタッフが関わって、1つの演劇作品が作り上げられます。

【受注から初日までの流れ】

① 依頼(受注)

演劇作品のプロデューサー、または衣装デザイナーから作品の依頼を受けます。

② 顔合わせ・採寸・打合せ

プロデューサー、演出家、スタッフ、役者が集合する顔合わせがあり、
それぞれの紹介・あいさつの後に、台本を読む「本読み」が行われます。
また、出演者が一同に集まるこの機会を利用して、衣装を準備するのに不可欠な出演者の「採寸」も行います。

その時期と前後して、主に美術に関わるスタッフが集まり、
衣装・小道具などの発注を受ける打ち合わせに出席します。
打合せの際には、演出家および衣装デザイナーから登場人物の衣装イメージを具体的に聞いて、
その後の衣装準備に備えます。新しく衣装を作るのか、既存の品物を使用するのかということについても、
その場で決めていくこともあります。

③ 準備(仕込み)

多くの場合、衣装デザイナーからデザイン画が提示されます。
新しく製作する衣装の場合、デザイン画をもとにして衣装製作に必要な細かい部分まで確認していきます。
その後、必要な生地や付属品を買い集めて製作の発注に移ります。

また社内の在庫を確認するという作業も同時に進めていきます。
既存の衣装を使用する場合には、衣装デザイナーに確認をとる「見せ衣装」を経て、
「衣装合わせ」や「衣装パレード」に向かいます。

④ 衣装合わせ・衣装パレード

新しく製作した衣装が仕上がったところで、製作者も立ち合っての仮縫いを行います。
デザイン面の細部の確認、サイズの調整を行い、着用者本人の着心地も確認します。
並行して、準備した既存の衣装をフィティングする「衣装合わせ」を行います。
準備した衣装の候補の中から、着用する出演者本人とも相談しながらコーディネートしていきます。

すべての衣装が揃い終えた後、演出家や衣装デザイナーが立ち合い、
稽古場で出演者が衣装を着用して、場面ごとに衣装のトータルバランスを確認していく
「衣装パレード」が行われます。
多くの場合、衣装と同時にヘアメイクやバッグ、靴なども決めていきます。

⑤ 劇場仕込み・舞台稽古

公演初日の数日前には、劇場へ行き、
劇場内楽屋などで衣装にアイロンやスチーマーをかけるなどの公演に向かっての準備(劇場仕込み)を始めます。
実際の本番と同じように、出演者全員が衣装を着用して「舞台稽古」が行われます。
アクションシーンやダンスシーンのある場合、動きに支障がないかの確認を重ねます。
また、衣装1点ずつそれぞれのシルエットについて確認するのはもちろん、
全体のバランスについても最終的なチェックを行い、必要があればサイズ面、デザイン面の修正をします。

⑥ 舞台初日

いよいよ全ての準備が整い、舞台の初日当日を迎えます。

ローカルトピックス(大阪)

演劇衣装・小道具のレンタル

劇団・演劇関係の皆様

全国の劇場で上演されるお芝居やコンサートなどで培われた経験を活かし、プロのスタイリストが様々な役柄に合わせて衣装や小道具をコーディネートしてご提案させていただきます。お探しの1枚も、当社の数ある衣装の中なら見つかると思います。また、シャツ一枚、帽子一つからでもご注文お待ちしております。
メール、もしくはお電話にてお気軽にお問い合わせください。

【お問い合わせ先】
〒541-0057
大阪市中央区北久宝寺町2-5-7 大阪松竹衣裳ビル8階
Mail:sc_osaka_engeki@shochiku.co.jp
Tel :06-6224-0331
Fax :06-6224-0332
※担当は演劇課と申しつけください

過去の公演情報

これまでに松竹衣裳が携わった演劇の公演情報は おしらせページよりご覧ください。

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